合成着色料の赤色3号「安全問題なし」 消費者庁審議会が見解 米国では使用禁止 <産経新聞>2025/2/18 

米国で使用が禁止される合成着色料「赤色3号」について、消費者庁の食品衛生基準審議会添加物部会は18日、「人では安全性上問題とならないと考えられる」として、日本国内で直ちに使用許可を取り消す必要はないとの見解を示した。内閣府の食品安全委員会に健康への影響の評価を依頼するとしている。

合成着色料の赤色3号「安全問題なし」 消費者庁審議会が見解 米国では使用禁止

 

赤色3号がアメリカで禁止されたのはなぜ?

アメリカでは、この合成食品着色料は、健康上の懸念から
2027年までにすべての食品から、
2028年までにすべての医薬品から除去されなければならない
としています。

アメリカで赤色3号が禁止されたのはなぜ? ・非ヒト研究(マウスやラットを使った研究)においてがんと関連していることが報告されている。
・一部の子どもの行動上の問題との関連も指摘されている
赤色3号が人間にがんを引き起こすことが証明されていないのに、なぜFDAは禁止するの? アメリカの法律では「人間または動物にがんを引き起こすことが判明している食品添加物または着色添加物の FDA による認可を禁止している」
ヨーロッパでは食品への赤色3号は禁止されている? 1994年以来禁止されている(加工チェリーのみ除外)

≫Red Dye 3 が禁止されたのはなぜですか?(英語)

※日本は、赤色3号は「人では安全性上問題とならないと考えられる」としています。

 

赤色3号とは?

赤色3号とは? 一部の超加工食品や飲料に鮮やかな赤色を与える合成 (人工) 食品染料です
赤色3号の原材料は? ・石油などを原料として化学的に合成されたタール色素。
・一般名は「エリスロシン」とも呼ばれ、食用タール色素の一種に分類される
赤色3号は健康に有害である? ・他の合成食品着色料のほとんどと同様に、赤色3号は石油から作られており、非ヒト研究ではがんとの関連が指摘されている。
赤色3号規制の歴史は? ・1980年代には、いくつかの動物実験で赤色3号が雄ラットの甲状腺腫瘍と関連していることが示された。
・1990年、米国は赤色3号を化粧品に使用することを禁止した。
・1994年、EUは赤色3号の食品への使用を禁止(加工チェリーのみ除外)
・2025年1月、アメリカはすべての食品および摂取する薬剤における赤色3号の使用を禁止した
赤色3号は子供にとって危険? 合成食品着色料に敏感な子供に「有害な神経行動学的影響」をもたらすことが示された(2021年カリフォルニア州環境保護局)
・多動性
・不注意
・落ち着きのなさ
食品以外で使われる赤色3号は? 1990 年に FDA は赤色染料 3 の化粧品 (口紅など) や皮膚に塗る薬 (軟膏など) での使用を禁止した
しかし、食品や他の薬での使用を禁止するまでにはさらに 35 年かかった
赤色3号の用途は? ・食品の鮮やかな赤色づけに利用される
・菓子、漬物、かまぼこ、食肉製品、ガムなどに使用される
・医薬品
・化粧品
日本では赤色3号は化粧品に使用される? 日本では化粧品に赤色3号(エリスロシン)が使用されている。
主にリップ系メイクアップ製品や入浴剤などに配合されている
赤色3号は、なぜ食品に使われるの? ・視覚的な魅力を高め、食欲を引き立てるため
・特に、カラフルな見た目が求められるお菓子や飲料では、その発色の良さが重宝されている
・また、天然の色素と比べて色が安定しやすく、コストも抑えられることから、多くのメーカーが採用している
赤色3号を含む食品は? 焼き菓子や和菓子、発酵食品などに利用されている。また、タンパク質への染着性が強いことから、かまぼこなどの魚肉練り製品にも利用されている
・キャンディー、ゼリー、かき氷シロップなどの菓子類
・漬物
・ハムやソーセージなどの加工食品
・紅白かまぼこ
・ケチャップ など

体に優しいほんものの自然食品【創健社オンラインショップ】

 

赤色3号 日本での考え方

日本では食品添加物に指定され、通常の使用による摂取では、安全性上の懸念はないとされています。

消費者庁 赤色3号について

2025年2月18日に開催した食品衛生基準審議会添加物部会では、食品添加物としての通常の使用の範囲内では安全性上の懸念はないと考えられています。

概要及び使用状況は? ・食用赤色3号は、食品衛生法第12条に基づき、食品衛生法施行規則制定時(昭和23年)から
食品添加物として指定されている着色料(食用タール色素)である。
・ 日本においては、主に菓子、漬物、かまぼこ等に使用されている。
食用赤色3号の発がん性に関する日本国内専門家の意見は? 食用赤色3号についてラット試験で認められた甲状腺での発がんについては、人では安全性上問題とならないと考えられる。
食用赤色3号の国内における推定摂取量は安全? マーケットバスケット方式、生産量調査による推計値調査では、許容一日摂取量に問題がなかった

≫消費者庁 赤色3号について(PDF)

 

まとめ

赤色3号やその他の合成着色料は、石油から作られています。
石油をそのまま飲めますか?少量だから心配ないのでしょうか?

赤色3号を日本語で検索すると、否定的なサイトはほとんどありませんでした。
しかし、英語で検索するとたくさんのネガティブ情報がヒットします。
日本では、食品添加物や有害物質が、体に悪影響があるとの情報は表に出てきにくいようです。
農薬や、プラスチック、その他の有害物質もそうですが、日本に住んでいる限り政府が国民の健康を守ってくれることはありません。
諸外国では、健康を害する疑いのあるものは慎重になる
日本では、健康を害する疑いのあるものでも使い続ける

自分や家族の健康を守るには、自分で調べることが大切です。

赤色3号やその他の合成着色料を避ける最善の方法は?

・できる限り加工されていない自然の食品を食べること
・食品の成分表示を確認する
・「合成着色料不使用」「無添加」と記載された製品を選ぶ
・オーガニック食品や自然派食品を扱う店舗では、人工着色料を使わない製品が多く販売されている

≫体に優しいほんものの自然食品【創健社オンラインショップ】